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コミノ島 ブルーラグーンの入場制限【2026年最新】今の予約ルールはこうなっています

マルタ・コミノ島の事前予約は無料・必須。上限は今も1枠4,000人で、2,000人への半減はまだ提案段階です。予約方法と最新状況を7月11日時点で解説。

文:Ken(セントポールズベイ在住)公開日: 2026年7月13日

今年の夏にコミノ島のブルーラグーンへ行くなら、押さえるべきルールは1つだけ。bluelagooncomino.mt で無料の時間枠を事前予約すること。1枠あたりの上限は 4,000人 です。このルールは今も有効で、変わっていません。

いま現地では「上限を2,000人に半減し、そのうち半分をマルタ・ゴゾ在住者に確保する」という案が議論されています。ただし、これはまだ決まっていません。予約のやり方も、必要な手続きも、何一つ変わっていないのです。

最終確認日:2026年7月11日。 動いているニュースなので、日付を明記して更新していきます。

この記事の要点

✅ 現在すでに有効なルール(2026年7月11日時点)

  • ブルーラグーンに上陸する人は全員、事前予約が必須。フェリーでもツアー船でも個人所有のボートでも同じです。
  • 1日3枠、各枠の上限は4,000人:08:00–13:00 / 13:30–17:30 / 18:00–22:00
  • 予約は無料。公式サイトは bluelagooncomino.mtQRコードがメールで即発行され、現地でリストバンドを受け取ります。
  • 枠が3つあるため、ルール上は1日で最大12,000人が訪れられます。同時に島にいられるのは4,000人までですが、1日の総数はその3倍になる計算です。
  • 予約なしで上陸しようとすると、マルタ観光局によると罰金の対象になる可能性があります。

🟡 提案されているだけ ― 法律でも決定事項でもありません

  • 上限を 4,000人 → 2,000人 に半減する案:政党 Momentum2026年6月30日に提案。未採用
  • そのうち 1,000人分をマルタ・ゴゾ在住者専用にする案(マルタのeID=電子IDでログインして予約)。こちらも同じ提案の一部で、未採用
  • 観光大臣 Jo Etienne Abela 氏は 2026年7月6日、4,000という数字は「魔法の数字ではない」と述べ、引き下げも引き上げもあり得るとしました。ただし、具体的な数字にも計画にも一切コミットしていません

2026年夏に旅行するなら、上の「4,000人ルール」で計画して大丈夫です。やるべきことは何も変わっていません。

1. いま実際に効いているルール

事前予約制がスタートしたのは2025年5月1日。混雑への苦情が再燃したことを受けて、2026年シーズンも継続されています。運営するのはマルタ観光局(MTA)。政府の観光政策を担う機関です。合言葉は「Book. Protect. Enjoy.(予約して、守って、楽しむ)」。

制度の全体像を表にまとめました。

項目 現在のルール
予約が必要な人 ブルーラグーンに上陸する全員(フェリー・ツアー船・個人ボートを問わず)
枠①(午前) 08:00–13:00 / 上限4,000人
枠②(午後) 13:30–17:30 / 上限4,000人
枠③(夕方) 18:00–22:00 / 上限4,000人
料金 無料。購入するチケットはありません
予約先 bluelagooncomino.mt(公式サイト)
受け取るもの QRコード(メールで即時発行)
現地での流れ QRコードを読み取ってもらい、リストバンドを受け取る
予約がない場合 上陸を断られることがあり、MTAは罰金の可能性にも言及

知っておきたい「計算」の話。 上限4,000人は「1日あたり」ではなく「1枠あたり」です。3枠 × 4,000人 = 1日で最大12,000人。同時に島にいられるのは4,000人まででも、1日の合計はその3倍になり得ます。ここが最も誤解されやすいポイントで、「この上限は思われているほど効いていない」と環境団体が指摘する理由でもあります。参考までに、MTA自身の説明でも2024年夏のピーク時には12,000人超が訪れていました。

2. 議論されている案:上限を2,000人に半減

2026年6月30日、政党 Momentum が上限を 4,000人から2,000人へ半減する案を公表しました。さらに、そのうち 1,000人分をマルタ・ゴゾ在住者の専用枠とし、マルタの eID(電子ID) でログインすると住民専用の無料QRコードが取れる仕組みを提案しています。

報道によれば、Momentumの主張は「現行の上限では深刻な混雑を防げていない」というもの。ブルーラグーンはEUの自然保護制度 Natura 2000 の対象地でもあり、生態系を守るには半減が必要だという立場です。

ここは誤解しないでください。多くの記事が曖昧にしている2点です。

  • これは一政党の提案であり、政府の決定でも法律でもなく、予約システムの変更でもありません。2026年7月11日時点で採用されていません
  • 住民専用枠は、仮に実現したとしても対象はマルタ・ゴゾの在住者のみ。国籍を問わず、旅行者には適用されません(EU市民でも同じです)。

3. 政府の立場は、実際のところ

2026年7月6日、観光大臣 Jo Etienne Abela 氏は議会で、4,000人という上限は「魔法の数字ではない」と発言。状況次第で引き下げも引き上げも調整もあり得るとしました。同時に、前任のIan Borg氏が始めたコミノ戦略を引き継ぐ意向も示し、マルタの観光は「客数を増やす」より「質を高める」段階に移っていると述べています。

一方で、大臣は Momentum の2,000人案にも、他のどんな具体的な数字にも、実施時期にも一切コミットしていません。「変更はあり得る」と言っただけで、何も選んでいない。それが現状です。

また、Robert Abela首相は政府の対応を擁護し、入場制限と取り締まりでバランスは取れていると主張。後述する6月14日の映像については「例外的な出来事」と評しました。これに対し市民団体 Moviment Graffitti は「氷山の一角にすぎない」と反論しています。

当サイトは各者の発言をそのまま伝えるだけで、マルタの政治的な立場には踏み込みません。旅行者にとっての結論はシンプルです。何も決まっていないのだから、今あるルールで計画すればいい。

4. なぜ今、この議論なのか

今シーズン、3つの出来事が重なりました。

上限があっても解消しない混雑。 The Shift News の報道によると、2026年6月中旬、ブルーラグーン周辺には常時 8〜12隻の商業船が停泊し、大手事業者が終日、数百人単位で観光客を小さなビーチに運び続けていました。

取り締まりをめぐる騒動。 2026年6月14日、ビーチの岩場(公共区画)にいたグループが、パラソルもサンベッドも使っていないにもかかわらず、係官から立ち退きを命じられ、警察を呼ぶと言われる映像が撮影されました。公開したのは Moviment Graffitti で、各紙が報じています。評価は人それぞれですが、この夏、現地でアクセス管理が積極的に行われているのは確かです。

ビーチ営業をめぐる長年の疑問。 環境団体はかねてより「問題は泳ぐ人の数ではなく、ビーチ上の商業活動だ」と主張してきました。

5. 今年の夏、あなたの旅行にとって何が重要か

政治の議論がどう決着しても、やるべきことは変わりません。友人に話すつもりで、率直に書きます。

  • とにかく早めに予約を。 ボート事業者や現地ガイドサイトによれば、7〜8月は人気の枠、とくに午前枠が先に埋まり、当日予約は難しいことが多いとのこと。 無料なので、早く押さえて損はありません。
  • 予約した枠の「開始時刻」に着く。 枠は時間帯であって、特定の時刻の席を取るものではありません。ビーチが最も空いているのは 08:00 と 18:00 の枠が始まった直後です。
  • 夕方枠(18:00–22:00)が実は狙い目。 選ぶ人が少なく、日帰りツアーの船が引いたあとで、光もきれい。海の水もまだ温かい時間帯です。
  • フェリーでもボートでも、予約は必要。 Ċirkewwa や Mġarr からのフェリーでも、ボートツアーでも、個人所有の船でも、上陸するなら全員が対象です。ツアー会社が代わりに取ってくれていると思い込まないでください。必ず直接確認し、書面(メール)で残しましょう。
  • 断られたときのプランBを。 有効なQRコードがなければ上陸を断られることがあり、MTAは罰金の可能性にも触れています。コミノにはブルーラグーン以外の泳げる場所もありますし、ゴゾ島もすぐ近く。1日を丸ごと失わないよう、代案を用意しておきましょう。

日本から予約する方へ。 予約サイト bluelagooncomino.mt は英語で操作でき、必要なのは基本情報とメールアドレスだけ。QRコードはその場でメールに届きます。

ゴゾ島経由で行くなら、フェリーの段取りも予約と同じくらい大事です。

ゴゾ島フェリーの乗り方を解説

6. コミノ島の、もう少し先の話

数字をめぐる議論の裏で、もっと大きな計画が進んでいます。MTAが発注し Mizzi Studio が設計した「ブルーラグーン再生計画(Blue Lagoon Rehabilitation)」です。計画申請は 2025年10月18日に提出され、2026年夏の完成を目標としています。内容は、トイレ・衛生設備の刷新、売店の再設計、案内・監視センターの設置、バリアフリーの遊歩道、統一された標識など。保護区にふさわしい、環境に配慮したデザインへの置き換えが狙いです。

旅行者にとっての意味はシンプルです。コミノ島はいま、変化の途中にあります。今年の夏に予約するときのルールが、2027年も同じとは限りません。

よくある質問(FAQ)

コミノ島ブルーラグーンの入場上限は、2026年に正式に2,000人へ変わるのですか? いいえ。2026年7月11日時点の上限は1枠あたり4,000人で、これがあなたの予約に適用されるルールです。2,000人という数字は、政党 Momentum が2026年6月30日に出した提案にすぎません。政府は採用しておらず、観光大臣 Jo Etienne Abela 氏も7月6日の議会答弁で、この案にコミットしていません。

この夏、ブルーラグーンに行くのに事前予約はまだ必要ですか? はい、必須です。フェリー・ツアー船・個人ボートのいずれで来ても、上陸する人は全員が対象。予約は bluelagooncomino.mt から無料で、QRコードがメールで届き、現地で読み取ってリストバンドと交換します。

マルタ・ゴゾの住民に優先枠ができるのですか? 現時点ではありません。住民専用枠(提案では1枠2,000人のうち1,000人分、マルタのeIDでログインして取得)は Momentum の提案の一部で、採用されていません。仮に実現しても、対象はマルタ・ゴゾの在住者のみ。国籍にかかわらず、旅行者には適用されません(EU市民も同様です)。

予約なしでブルーラグーンに行ったらどうなりますか? 上陸地点で入場を断られることがあり、マルタ観光局は罰金の対象になり得るとしています。予約は無料で数分で終わるので、リスクを取る理由はありません。


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