マルタの独立系ガイド
Valletta

暮らす — マルタでの生活

マルタに「住む」と言っても、期間はさまざまです。語学学校の3か月。リモートワークの半年。移住の下見のひと夏。

共通しているのは、どれも旅行ではない、ということ。そして旅行でなくなった瞬間に、ガイドブックは役に立たなくなります。このセクションは、そこから先の話です。

SIMをどこで買うか。Tallinja(タリンヤ)というバスカードの仕組み。銀行口座の開設。これが想像の3倍は面倒です。部屋探しの内見で、何を見るか(窓の外が工事現場かどうかは、募集写真ではわかりません)。7月の電気代の請求書に、なぜその金額が並ぶのか。

家賃は季節で動きます。夏は上がります。これは噂ではなく、毎年そうなります。体調を崩したときにどうするか。海外旅行保険が、実際にはカバーしていないもの。8月の暑さと、1月の湿気。マルタの家は、そのうち片方にしか向いていません。日本の家とは、寒さのしのぎ方がまるで違います。

ここに書いているのは、調べたことではなく、暮らしてみてわかったことです。失敗談は、だいたい自分たちのものです。不動産会社や移住サービスとの提携もありません。よく名前の挙がるエリアについても、住んでみての実感をそのまま書いています。

面倒なのは、最初のひと月だけです。そこさえ抜ければ、この島はすぐに報いてくれます。

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