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マルタで長期滞在、車はどこに停める?スリーマとセントジュリアンの駐車許可
「マルタ 駐車 長期滞在」の答え。1〜3か月の滞在では住民駐車許可は取れません(条件は年186日以上)。スリーマは住民許可の通りがほぼなく、隣のセントジュリアンには制度あり。罰金とガレージ代の実際を在住者が解説します。

スリーマやセントジュリアンで1〜3か月アパートを借りて、車も持とうと考えているなら、先に結論を言います。まず、住民駐車許可(レジデント・パーミット)はほぼ取れません。しかもスリーマには、そもそも参加できる住民向けの駐車制度がほとんどないのです。この許可は「そのゾーンに年186日以上住み、選挙人名簿に登録されている人」のための制度だからです。数か月の滞在では、国籍や契約の種類に関係なく、条件を満たしません。とはいえ、車を持てないわけではありません。大事なのは、アパートを契約する前に「夜、車をどこに置くのか」を決めておくことです。
この記事は、午後だけ停める観光客ではなく、長期滞在で借りる人のために書いています。そもそもマルタで車は必要かという記事の、ひとつ先の話です。答えが「必要」なら、次は「合法的にどこへ置くか」。誰が住民許可を取れて取れないのか、スリーマとセントジュリアンがなぜまったく別問題なのか、無許可で停めるとどうなるのか、そして現実的な2つの選択肢(ガレージを借りる、有料駐車場)の実際の値段を見ていきます。
この記事の要点
- 短期滞在では住民許可は取れません。 条件は「ゾーン内に年186日以上居住し、選挙人名簿に登録」。1〜3か月の滞在は国籍や契約に関係なく対象外です(根拠法:S.L. 363.80)。
- スリーマには住民許可の通りがほぼありません。 法律に載るスリーマの区域は2か所だけで、どちらも時間制限のみ。住民専用の駐車枠が実質ないのです。
- 隣のセントジュリアンには本物の制度があります。 約30の通りで、許可保持者は無料、非住民は150分まで(1時間以内の再駐車は不可)。
- 規制時間は季節で変わります。 冬(10〜5月)は金・土・日と祝日の17:00〜06:00。夏(6〜9月)は毎日17:00〜06:00。夏の滞在ほど制限を強く感じます。
- 無許可駐車の罰金は1回€23.29〜€58.23(およそ€23〜€58)です。
- 車を持つ場合の現実的な選択肢は、有料駐車場(セントジュリアンのPendergardensは24時間で約€12〜€13)か、ガレージ・駐車スペースを借りる方法(スリーマの現行相場で月€100〜€285、約1.6万〜4.6万円)。価格は2026年時点です。
1〜3か月の滞在で住民許可は取れる?
取れません。理由ははっきりしていて、国籍の問題ではないので、そこは押さえておく価値があります。マルタの管理駐車制度は、S.L. 363.80(Controlled Parking Schemes 規則)で定められています。許可を持てる「居住者」とは、その管理ゾーンに年186日以上住み、選挙人名簿に自分の住所として登録されている、車の所有者または運転者のこと。1〜2〜3か月の滞在はこの日数に届かないので、対象外です。契約の形やパスポートの国は関係ありません。
条件を満たす人でも、許可は特定の1台(自家用・非商用、バイクは不可)に紐づき、有効期間は2年、道路使用ライセンスと一緒にLicensing and Testing Departmentで更新します。レンタカーだと申請がややこしくなります(不可とは限りません)。ただ短期滞在者にとっては、その手前で186日ルールが答えを決めてしまいます。実務的な結論はシンプルです。「住民許可はない前提で計画する」。これに尽きます。
スリーマとセントジュリアンは、別の問題
ここは他のガイドがまず書かない部分で、住む場所選びを左右します。隣り合う2つの町なのに、駐車ルールは正反対なのです。
スリーマには、住民許可の制度がほとんどありません。 法律の一覧に載るスリーマの区域は2か所だけ。The Strandと、The StrandとTriq Manwel Dimechの交差点で、どちらも30〜60分の時間制限のみ。住民の例外枠はありません。つまり、そもそも「排除される住民制度」自体がほぼ存在せず、単純に多すぎる車が無制限の路上スペースを奪い合っている状態です。2026年半ばに更新された住民参加型の駐車マップでも、住民許可制度が確認できる17区域のなかにスリーマは入っていません。
隣のセントジュリアンには、本物の住民制度があります。 Triq Paceville、Triq Spinola、Triq Ball、Triq Dobbieなど約30の通りで、許可保持者は無料、非住民は150分まで(1時間以内の再駐車は不可)。許可なしでこうした通りに住むと、制度が動いている時間帯はいつも「時間との勝負」になります。
無許可で停めると:時間帯と罰金
セントジュリアンの制度は24時間動いているわけではなく、注目すべきは時間帯です。季節で変わるからです。冬(10〜5月)は金・土・日と祝日の17:00〜06:00。夏(6〜9月)は毎日17:00〜06:00です。冬に来れば制限は週末だけ。でも夏に来ると毎晩ぶつかります。ちょうど帰宅して車を停めたい時間帯にです。
許可なしで住民枠に時間外駐車すると、罰金は1回€23.29〜€58.23。つまりおよそ€23〜€58です。よく使われる2026年の駐車ガイドは標準的な違反を「約€25」としていて、これは範囲の下のほうにあたります。これとは別に、民間の有料駐車場で枠を外して停めると、運営側はもっと厳しく出ます。たとえばセントジュリアンのPendergardensは、€70のクランプ(車輪ロック)や€120のレッカーを警告しています。1回なら大きな痛手ではありませんが、1〜3か月の滞在で毎晩となると、あっという間に積み上がります。だから次の選択肢のほうが、たいてい得になるのです。
現実的な選択肢と、その値段
車を持つと決めたなら、正直な選択肢は3つです。それぞれの実際の費用を見てみましょう。
| 選択肢 | 現実的な費用(2026年) | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ガレージ・駐車スペースを借りる | 月€100〜€285 | 1〜3か月、拠点を固定する人 | 長期貸し前提の募集が多く、短期は要交渉 |
| 有料の公共駐車場 | 24時間で約€12〜€13 | たまに・柔軟に使う人 | 月契約なし。毎晩使うと割高 |
| 車を持たない(バス+配車アプリ) | 週約€25のバスカード+乗車料金 | スリーマ〜セントジュリアン中心の短期滞在 | 遠いビーチやゴゾ島の日帰りには不便 |
ガレージや駐車スペースを借りるのが、夜間の問題を実際に解決する方法です。2026年7月のスリーマの募集を見ると、1台分で月€100〜€285ほど(まれに複数台分でもっと高い物件も)。注意点は、これらが長期貸しとして出ていること。1〜3か月なら、オーナーと直接、短期契約を交渉する必要があるかもしれません。頼りにする前に確認してください。[要確認]
有料の公共駐車場、たとえばPendergardens(セントジュリアン、300台超)は時間・日単位の料金で、上限は月〜木で24時間あたり約€12、金〜日と祝日で約€13。月極めの契約は用意されていません。たまの1日なら十分。毎晩の習慣にすると割高です。
そもそも車を持たない。 上の数字を見て、多くの短期滞在者がここに落ち着きます。マルタのバス網はスリーマ〜セントジュリアン一帯をよくカバーし、週単位のTallinjaバスカードは安く、あとはBoltやeCabsの配車があります。車がたまに欲しいだけ(ビーチや日帰り)なら、その日だけ借りるほうが、毎晩自分の車を停めるより得なことが多いです。バスとレンタカーの比較を、旅のタイプ別に整理しています。運転するなら、まず左側通行とラウンドアバウトに目を通しておきましょう。
住む場所選びは変わる?
変わります。ここが、部屋探しに持ち込むべき実務ポイントです。駐車は「着いてから何とかする」ものではなく、家賃や立地と一緒に、部屋を選ぶ段階で天秤にかけるべき要素です。物件に専用ガレージや割り当てスペースが付いているなら、車を持つ人にとっては相応の上乗せ価値があります。付いていないなら、駐車スペースを別に借りる費用を見込むか、最初から車なしで計画しましょう。夏のセントジュリアンは毎晩制限がかかるので、同じ部屋でも冬より「車なし」に傾きます。滞在先に何が含まれるかを確認するのと同じように、契約前に片づけておきたい細部です。
よくある質問
短期の賃借人でも、マルタで住民駐車許可は取れますか?
ほぼ取れません。マルタの制度は、管理ゾーンに年186日以上住み、その地の選挙人名簿に登録されている人に住民許可を限定しています。1〜3か月の滞在はこの条件に届かず、国籍や契約の種類でも変わりません。許可はない前提で、ガレージや有料駐車場、あるいは車なしの滞在で計画するのが現実的です。
スリーマの駐車は無料ですか?
スリーマにはまとまった住民駐車制度がありません。法律に載るのは短い時間制限区域が2か所だけで、住民専用枠はないのです。つまり無制限の路上駐車は無料ですが、みんなが同じ空きスペースを奪い合うので、実際には見つけるのが本当に大変です。許可があれば楽に停められる街ではなく、そもそも許可制度がほぼないというのが実情で、本当の制約は単純に需要の多さです。
マルタで住民ゾーンに無許可駐車した場合の罰金は?
1回€23.29〜€58.23、つまりおよそ€23〜€58で、€25前後の数字がよく挙げられます。これは有効な許可なしに、住民枠へ時間外駐車した場合です。別に、民間駐車場は自社の枠をもっと厳しく取り締まります。たとえばセントジュリアンのPendergardensは、枠外駐車に€70のクランプや€120のレッカーを警告しています。長期滞在では、罰金の積み重ねがきちんとしたスペース代をすぐに上回ります。
数か月のためにマルタでガレージを借りる価値はありますか?
スリーマ〜セントジュリアンで1〜3か月滞在する車の所有者なら、多くの場合「あり」です。ガレージや駐車スペースは2026年の相場で月€100〜€285ほど。毎晩の有料駐車場や繰り返す罰金より、安く、はるかにストレスが少なく収まることがあります。難点は、多くが長期貸しとして募集されている点で、頼りにする前にオーナーと短期契約を直接交渉する必要があるかもしれません。 ---